この記事はこんな人に向けて書いたものです。
子どもを大学まで進学させるためにはとてもお金がかかります。
その教育資金を準備する方法の一つが学資保険です。
この記事を読んでいただければ、学資保険の概要や必要性、選ぶ際のポイントが明確となり、疑問や不安が解消できるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
学資保険とは?
学資保険とは、子どもの教育資金を準備するための保険です。
学資保険に加入すると、子どもが大学に進学した時にまとまったお金を受け取ることができます。
学資保険は一般的に大学進学のための資金を準備するために加入することが多いですが、中学校や高校の入学時にも「祝い金」として払戻金の一部を受け取ることができる学資保険もあります。
大学進学にかかる費用
日本政策金融公庫が2020年10月に発表した「教育費に関する調査結果」によると、大学進学にかかる費用は以下のようになっています。
入学金 | 在学費用(1年間) | |
---|---|---|
国公立大学 | 77.0万円 | 115.0万円 |
私立大学(文系) | 95.1万円 | 152.1万円 |
私立大学(理系) | 94.2万円 | 192.2万円 |
子どもを大学に4年間通わせるためには、もっとも安い国公立大学でも537万円、もっとも高い私立大学(理系)では863万円もかかっています。
これだけ大きな金額を一度に用意するのはとても大変です。
ですので、子どもが小さいうちから教育資金をコツコツと貯めておくことが重要です。
学資保険のメリット
子どもの教育資金を貯める方法として、学資保険の他に銀行に預金する方法があります。
収入や預金に余裕のある家庭は銀行預金で教育資金を十分準備できるかもしれませんが、そうでない家庭は銀行預金より学資保険をおすすめします。
その理由は以下の3点です。
学資保険のデメリットも知りたい方はこちらをご覧ください。
学資保険の方が利率が高い
払い込む保険料に対して受け取れる保険金の割合を返戻率といいます。
この返戻率が高いほどお得な学資保険といえます。
銀行の預金金利と比べると、学資保険の方が返戻率に換算した金額が大きくなる、すなわち、準備したお金より多めの教育資金を受け取ることができます。
学資保険の方が継続しやすい
学資保険は途中で解約すると、それまでに払い込んだ保険料より受け取れる保険金が少なくなって元本割れすることがあります。
そのため、一度学資保険に加入すると多少無理をしても払い込みを継続しようとします。
一方、銀行預金はいつでも振り込みや引き出しができるので、ついつい預金がおろそかになりがちです。
預金を続けるのが不安な方は学資保険の方がおすすめです。
学資保険は万が一の場合でも教育資金を確保できる
学資保険は、契約者(親)に万一のことがあった場合には、それ以降の払い込みがすべて免除されて、保険金は満額受け取ることができます。
銀行預金は、親に万一のことがあればそれで終わりですが、学資保険であればそんな場合でも教育資金が確保できます。
学資保険を選ぶポイント
学資保険を選ぶ際に確認すべきポイントは以下の4点です。
返戻率はできるだけ高く
できれば少ない出資で多くの教育資金を得たいものです。
そのためには、できるだけ返戻率の高い学資保険を選びましょう。
払込期間は可能であれば短く
保険会社は保険料を元手に資金を運用しています。
払込期間が短いと、その分資金を運用できる期間が長くなるため返戻率も高くなります。
ですので、返戻率を少しでも高くしたいのであれば払込期間を短くして短期払いにすることをおすすめします。
なお、短期払いにすると月々に支払う保険料も高くなりますのでご注意ください。
保険料は無理のない金額で
返戻率を高くすることばかり考えて学資保険に加入すると、保険料が家計を圧迫して払い込みが苦しくなってしまう可能性があります。
学資保険は途中で解約すると元本割れし、十分な教育資金を受け取ることができなくなる可能性があります。
学資保険を選ぶ際は無理のない保険料で考えましょう。
保険金の受け取り時期を考えて
学資保険の保険金を受け取るタイミングは、子どもが満期年齢になってから最初の契約応当日です。
学資保険に加入する際は、教育資金が必要な時期にお金を受け取ることができるが必ず確認しましょう。
まとめ
学資保険についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。
ポイントをまとめると、
です。
子どもが成長して大学進学を望んだときに、お金がないという理由であきらめさせるようなことは親として避けたいものです。
そうならないようにするためには、子どもが小さいうちから計画的に教育資金を貯めることが大切です。
この記事が、あなたの育児・子育てに対する疑問や不安を解消するためにお役に立てば何よりです。
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