【デメリットだけ?】高齢出産にはメリットもデメリットもあります

妊娠と出産

この記事はこんな人に向けて書いたものです。

ポイント
  • 高齢出産はデメリットばかり耳にします
  • 高齢出産にメリットはないの?
  • 高齢出産にはどんなメリットがあるの?

高齢出産と聞くと母体や赤ちゃんへのリスクなど、デメリットばかりが注目されます。

たしかに高齢出産はさまざまなデメリットがありますが、その反面、メリットがあるのも事実です。

安心して元気な赤ちゃんを産むためには、高齢出産のメリットもデメリットも正しく理解することが大切です。

この記事を読んでいただければ、高齢出産のメリットとデメリットが明確となり、疑問や不安が解消できるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

高齢出産のリスク

高齢出産はママや赤ちゃんに危険を及ぼすリスクがあります。

高齢出産の代表的なリスクとしては以下の4点があります。

高齢出産の代表的なリスク
  1. 流産早産難産のリスク
  2. 妊娠高血圧症候群妊娠糖尿病のリスク
  3. 多胎妊娠帝王切開のリスク
  4. 赤ちゃんの染色体異常低出生体重児のリスク

高齢出産のリスクについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

高齢出産のデメリット

ママや赤ちゃんに危険を及ぼすようなものではありませんが、高齢出産には以下のようなデメリットがあります。

高齢出産のデメリット
  1. 体力がついていかない
  2. 体型や体調がもとに戻りにくい
  3. 祖父母に頼りにするのが難しい
  4. お金が不足する可能性がある
  5. 子どもと一緒に過ごせる時間が短い

高齢出産のデメリット①:体力の問題

子育ては元気な子どもが相手なので、とにかく体力が必要です。

夜中の授乳で寝不足になったり、長時間の抱っこで腰痛になったり。

ある程度大きくなると、休日は一日中遊び相手として付き合わされることもあります。

疲れがたまっても昔は一晩寝れば回復したし、睡眠が短くても大丈夫だったのに。

若い頃は案外平気だったものが、年齢を重ねるととてもつらく感じます。

高齢出産のデメリット②:体型・体調の問題

30歳を過ぎると、一度ついた余分なお肉がなかなか落ちにくくなります。

10代や20代の頃は少し運動すれば筋肉がついてぜい肉が落ちましたが、年齢を重ねるとそう簡単にはいきません。

高齢出産では体型が戻るのに時間がかかる傾向があります。

また、若い頃に比べると免疫力が低下し、回復力も遅くなります。

傷が治りにくく、産後は出産で傷ついた体をしばらく引きずりながら生活することもしばしばです。

高齢出産のデメリット③:祖父母の問題

高齢出産では、当然のことながら祖父母も高齢になっています。

子どもの世話や家事の手伝いをお願いしたくても頼れない場合があります。

また、ご家庭によっては育児と並行して祖父母の介護もしなければならなくなる、なんてこともありえます。

仕事と子育てと介護の3つの両立が必要になった場合は、介護休業を利用するのも一つの手です。

介護休業について詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

高齢出産のデメリット④:お金の問題

若い頃に子どもが産まれていれば、子どもが自立した後に老後資金を蓄えることもできます。

しかし、高齢出産では子どもが自立する前に定年を迎えて、十分な老後資金が準備できなくなる可能性があります。

さらに、子どもが在学中に定年を迎えた場合は、老後資金から教育資金を捻出しなければならなくなります。

老後資金や教育費、住宅ローンなどのマネープランを考えると、お金の問題も高齢出産のデメリットといえます。

子どもの教育費が心配な方は、学資保険を検討してみてはいかがでしょうか。

学資保険について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

高齢出産のデメリット⑤:時間の問題

出産年齢が高くなるほど、子どもと過ごすことができる時間が短くなります

パパやママになる我が子を見ることができなかったり、場合によっては子どもが成人になるのを見届けることができないかもしれません。

とても悲しい現実です。

高齢出産のメリット

高齢出産はデメリットばかりが注目されがちですが、以下のようなメリットもあります。

高齢出産のメリット
  1. 精神的に余裕がある
  2. 経済的に余裕がある
  3. 相談できる人が多い

高齢出産のメリット①:精神的な余裕

高齢出産では、人生経験を積んだ分だけ心にゆとりがあり、落ち着いて子育てをすることができます

子育ては自分の思い通りにいかないことの連続です。

しかし、そんなときでもイライラしたり、ストレスを溜め込んだりすることが少なく、子育てを楽しむことができるようです。

子育ての大変さも皆さんが経験した仕事や社会の荒波に比べればたいしたことはありません。

良い意味でほどよく力を抜いた子育てができるのが高齢出産のメリットの一つです。

高齢出産のメリット②:経済的な余裕

30代後半から40代は収入も安定し、経済的にゆとりのある時期だと思います。

若い世代に体力面で劣る部分を、家事代行サービスや託児施設などを利用して経済力で補うことができます。

子育ては体力勝負といわれますが、お金で解決できる面が多々あります。

経済的なゆとりは、精神面のゆとりにもつながります。

高齢出産のメリット③:相談相手が多い

人より遅い出産なので、友人や親戚などまわりの人たちがすでに出産や子育てを経験している場合が多く、相談しやすい環境が整っています

困ったことやわからないことがあっても、みんな経験済みなのですぐに教えてもらえます。

また、洋服やベビーカー、チャイルドシートなどの「おさがり」をもらえる機会が多いのもメリットといえます。

まとめ

高齢出産のメリットとデメリットについてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

最後にポイントをまとめると、

まとめ
  • 高齢出産には流産合併症ダウン症などのリスクがある
  • 高齢出産は体力不足や体型が戻りにくい祖父母が頼れないといったデメリットがある
  • 高齢出産は精神的・経済的なゆとりも持って子育てができるメリットがある

です。

高齢出産はリスクやデメリットだけがクローズアップされがちですが、メリットも少なからずあります。

高齢出産のメリットとデメリットを正しく理解して、元気な赤ちゃんが授かれることを願っています。

この記事が、あなたの妊娠や出産に対する疑問や不安を解消するためにお役に立てば何よりです。

高齢出産の不安解消のために出生前診断をお考えの方は、一度お医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。

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