【子どものけがは大丈夫?】子どもの傷害保険のメリットとデメリット

保険

この記事はこんな人に向けて書いたものです。

ポイント
  • 子どもの傷害保険とは?
  • 子どもの傷害保険のメリットとデメリットを教えて
  • 子どもに傷害保険は必要?

子どもが小さいうちは思いがけないことでけがをするものです。

子どもがけがをしたときの通院費や入院費などを考えて保険を検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事を読んでいただければ、子どもの傷害保険のメリット・デメリットとその必要性が明確となり、疑問や不安が解消できるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

子どもの傷害保険とは?

傷害保険とは、偶発的なけがや事故による通院や入院、手術費用をサポートするための保険です。

子どもの傷害保険は、一般的な傷害保険の補償内容を子ども向けに調整したものです。

主な補償内容は以下の4点があります。

傷害保険の主な補償
  1. 傷害補償
  2. 個人賠償責任補償
  3. 熱中症危険補償
  4. 扶養者死亡補償

傷害補償

傷害保障とは、日常生活において子どもが偶発的にけがをして通院や入院、手術が必要になったときのための補償です。

けがによって子どもが死亡した場合や、重度の障害を負った場合にも保険金を受け取ることができます。

ただ、おとなの傷害保険に比べると、子どもの傷害保険は死亡や障害を負った場合の保険金が少ない傾向があります。

個人賠償責任補償

個人賠償責任補償とは、日常生活における偶発的な事故などで子どもが他人を傷つけたり物を壊してしまったときのための補償です。

この補償は加入した子どもだけでなく、保護者などの家族にも適用されます

加害者が子どもだった場合、子どもが小さいうちは保護者が損害賠償責任を負うことになります。

子どもの負わせたけがでも、けがの程度によっては賠償額が数千万円におよぶケースもあります。

熱中症危険補償

熱中症危険補償とは、熱中症によって通院や入院が必要になったときのための補償です。

傷害保険は偶発的な事故によるけがを補償するための保険です。

熱中症は病気とみなされるため、通常の傷害保険では補償対象外となります。

体育の授業や部活動、運動会など、子どもが熱中症にかかる危険のあるイベントが数多くあります。

そのため子どもの傷害保険では、熱中症も補償対象とする特約が用意されています。

扶養者死亡補償

扶養者死亡補償とは、子どもを扶養している両親などが死亡したときのための補償です。

子どもを扶養している人に万一のことがあっても、この補償があれば子どもの経済的負担を軽くすることができます。

保険によっては、重度の障害を負った場合にも補償を受けることができるものもあります。

子どもの傷害保険のメリット

子どもの傷害保険のメリットは以下の2点です。

子どもの傷害保険のメリット
  1. けがによる費用負担を補償
  2. 他人に与えた損害を補償

メリット①:けがによる通院や入院、手術費用を補償してもらえる

子どもはある程度大きくなると活発になって元気に動き回り、けがをしやすくなります。

けがをして通院や入院、手術をすることになると、その費用負担は決して軽くありません。

傷害保険に加入していれば、そのような突発的な費用負担を軽減することができます。

メリット②:他人を傷つけたり、物を壊したときの費用を補償してもらえる

子どもは、友だちとふざけているうちにけがをさせてしまったり、物を壊してしまったりすることがあります。

けが程度で済めばよいですが、場合によって大きな事故につながって損害賠償を請求されることも考えられます。

子どもが未成年だった場合、損害に対する賠償責任者は保護者になります。

傷害保険に個人賠償責任補償が付加することで、損害賠償費用の負担を補償してもらうことができます。

子どもの傷害保険のデメリット

子どもの傷害保険のデメリットは以下の1点です。

子どもの傷害保険のデメリット
  1. 病気は対象外

デメリット①:病気による通院や入院、手術費用は補償してもらえない

傷害保険は、子どもがけがをしたときの費用を補うための保険です。

けがによる通院や入院、手術費用は補償されますが、病気による通院や入院、手術費用は補償されません

特約を付加することで熱中症など特定の病気を補償対象にすることはできますが、すべての病気を傷害保険だけでカバーすることはできません。

また、原因がけがによるものであっても通院や入院、手術費用が全額補償されるわけではありません。

受け取ることができる保険金は、契約プランに応じて決められた契約金額となりますので注意が必要です。

子どもにとって傷害保険は必要?

傷害保険は、子どもがけがをしたときや、他人にけがを負わせたときの心強い保険です。

けがによる通院や入院、手術費用は公的医療保険でも補償してもらえますが、全額を補償してもらえるわけではありません

傷害保険に加入していれば、公的医療保険で補償されない部分をカバーすることができます。

また、傷害保険は対象が傷害のみのため、保険料は一般的に低く設定されています。

比較的安い保険料でけがによる費用負担だけでなく、賠償責任や扶養者の死亡などにも対処できるのは大きなメリットです。

傷害保険に加入するのであれば、子どもが活発になり始める幼稚園に入園する頃がおすすめです。

まとめ

子どもの傷害保険のメリット・デメリットについてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

最後にもう一度まとめると、

子どもの傷害保険のメリット
  • けがによる通院や入院、手術費用が補償される
  • 他人に与えた損害の費用が補償される
子どもの傷害保険のデメリット
  • 保障されるのは原因がけがによるのもだけで、病気によるものは保障されない
子どもの傷害保険の必要性のポイント
  • 公的医療保険で補償されない費用を補うことができる
  • それほど高くない保険料でけがに対する安心が得られる

です。

子育てをしていく中で、子どもがけがをして通院や入院、手術などでお金が必要になることは十分考えられます。

そんなときのために傷害保険はぜひ検討しておきたいものです。

この記事が、あなたの育児・子育てに対する疑問や不安を解消するためにお役に立てば何よりです。

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