【お先に失礼します】男性の育児休業:時間外労働を制限する制度

育児と子育て

この記事はこんな人に向けて書いたものです。

ポイント
  • 時間外労働を制限する制度って何?
  • 残業しなくてイイの?
  • デメリットが心配

子育てを応援する制度の一つに時間外労働を制限する制度というものがあります。

耳にしたことがある制度かもしれませんが、具体的にどのような内容なのでしょうか?

この記事を読んでいただければ、「時間外労働を制限する制度」の内容やメリットが明確となり、疑問や不安が解消できるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

時間外労働を制限する制度とは?

時間外労働を制限する制度とは、制限時間(1か月24時間、1年150時間)を超えた労働の延長を制限できる制度です。

対象となる人小学校入学前の子どもを養育している労働者
利用できる期間1か月以上 1年以内
利用できる回数制限なし
申請期限開始日の1か月前

時間外労働と似た言葉に所定外労働というものがあります。

紛らわしいので、混同しないように気をつけてください。

所定外労働時間とは…

所定外労働時間とは、所定労働時間を超えて、法定労働時間(8時間)以内に行われた残業(法定時間内残業)のことです。所定労働時間は就業規則で定められた労働時間なので、具体的な時間は会社によって異なります

時間外労働時間とは…

時間外労働時間とは、労働基準法で定められた労働時間(1日8時間、週40時間)を超えた労働時間(法定時間外残業)です。

同じような制度で所定外労働を制限する制度もあります。

こちらの記事もぜひご覧ください。

時間外労働を制限する制度の対象となる労働者

時間外労働を制限する制度を利用できるのは、小学校入学前の子どもを養育している労働者です。

次の要件に当てはまる人は請求できません。

対象外となる要件
  1. 日雇い労働者
  2. 継続して雇用された期間が1年に満たない労働者
  3. 1週間の所定労働日数が2日以下の労働者

時間外労働を制限する制度を利用できる期間と回数

時間外労働を制限する制度は、1回の請求につき1か月以上1年以内の期間で利用できます。

請求できる回数に制限はありません

時間外労働を制限する制度の申請手続き

時間外労働を制限する制度は、開始の日の1か月前までに請求しなければなりません。

時間外労働を制限する制度の例外

事業の正常な運営を妨げる場合は、事業主は請求を拒めることになっています。

まとめ

時間外労働を制限する制度についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

ポイントをまとめると、

まとめ
  • 時間外労働を制限する制度法定時間外残業を制限できる制度
  • 対象は小学校入学前の子どものいる労働者
  • 時間外労働を制限する制度は何回でも請求できる

です。

小さい子どもがいると子どもの世話をするために早く家に帰りたくなります。

そんな時は時間外労働を制限する制度をぜひ利用してもらいたいです。

この記事が、あなたの育児・子育てに対する疑問や不安を解消するためにお役に立てば何よりです。

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