【残業しません】男性の育児休業:所定外労働を制限する制度

育児と子育て

この記事はこんな人に向けて書いたものです。

ポイント
  1. 所定外労働を制限する制度って何?
  2. 残業しなくてイイの?
  3. デメリットがあるのでは?

子育てを応援する制度の一つに所定外労働を制限する制度というものがあります。

耳にしたことがある制度かもしれませんが、具体的にどのような内容なのでしょうか?

この記事を読んでいただければ、所定外労働を制限する制度の内容やメリットが明確となり、疑問や不安が解消できるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

所定外労働を制限する制度とは?

所定外労働を制限する制度とは、所定労働時間を超えた労働を制限できる制度です。

対象となる人3歳未満の子どもを養育している労働者
利用できる期間1か月以上 1年以内
利用できる回数制限なし
申請期限開始日の1か月前

所定労働時間とは、就業規則で定められた労働時間で、具体的な時間は会社によって異なります。

所定外労働時間とは…

所定外労働時間とは、所定労働時間を超えて、法定労働時間(8時間)以内に行われた残業(法定時間内残業)のことです。

時間外労働時間とは…

時間外労働時間とは、労働基準法で定められた労働時間(1日8時間、週40時間)を超えた労働時間(法定時間外残業)です。

同じような制度に時間外労働を制限する制度というものがあります。

そちらの記事もぜひご覧ください。

所定外労働を制限する制度の対象となる労働者

所定外労働を制限する制度を利用できるのは、3歳に満たないの子どもを養育している労働者です。

ただし、日雇い労働者は残念ながら対象外となります。

また、次の要件に当てはまる人は法律上、労使協定で対象外にしてもよいことになっています。

対象外にできる要件
  • 継続して雇用された期間が1年に満たない労働者
  • 1週間の所定労働日数が2日以下の労働者

これは「対象外にできる」だけで、会社によってはこの要件に当てはまっても所定外労働を制限する制度を取得できる可能性があります。

これらの要件に当てはまる人は、直接会社に確認することをおすすめします。

所定外労働を制限する制度を利用できる期間と回数

所定外労働を制限する制度は、1回の請求につき1か月以上1年以内の期間で利用できます。

請求できる回数に制限はありません

所定外労働を制限する制度の申請手続き

所定外労働を制限する制度は、開始の日の1か月前までに請求しなければなりません。

所定外労働を制限する制度の例外

事業の正常な運営を妨げる場合は、事業主は請求を拒めることになっています。

まとめ

所定外労働を制限する制度についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

ポイントをまとめると、

まとめ
  1. 所定外労働を制限する制度法定時間内残業を制限できる制度
  2. 対象は3歳未満の子どものいる労働者
  3. 所定外労働を制限する制度は何回でも請求できる

です。

小さい子どもがいると早く仕事を切り上げて家に帰りたくなります。

所定外労働を制限する制度はそんな方たちにぜひ利用してもらいたい制度です。

この記事が、あなたの育児・子育てに対する疑問や不安を解消するためにお役に立てば何よりです。

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