この記事はこんな人に向けて書いたものです。
子どもを授かりたいと考えている女性の中には、基礎体温の測定をすすめられたがいらっしゃると思います。
基礎体温の測定は通常の体温測定と違うのでしょうか。
特別に用意するものや注意が必要なことがあるのでしょうか。
この記事では、基礎体温の測り方や測定するときの注意事項についてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
基礎体温については、あわせてこちらの記事もご覧ください。
基礎体温を測定するための準備
基礎体温を測定するのに必要となるのが基礎体温計(婦人体温計)と基礎体温表です。
基礎体温計
基礎体温を測定するための専用の体温計です。
主に女性が使用することから婦人体温計とも呼ばれます。
基礎体温の変化は0.3~0.6℃ととても微妙で、0.1℃単位でしか測定できない一般的な体温計では正確に読み取ることができません。
そのため、基礎体温の測定では0.01℃単位で測定できる専用の基礎体温計を使用します。
体温計の種類や違いを詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
基礎体温表
基礎体温計で測定した体温を記録しておく表のことです。
基礎体温表は薬局やインターネットから入手することができます。
体温以外に月経開始日や月経の量、おりものの量や色、セックスの有無、体調などを記録しておくと後で役に立ちます。
基礎体温の測り方
基礎体温を測定するおおまかな流れは以下のようになります。
基礎体温計は枕元に置いておく
基礎体温とは、必要最低限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温です。
眠りから覚めた後にものを探したり動き回ったりすると体温が上昇し、本来の基礎体温が測定できなくなります。
起床後、スムーズに基礎体温が測定できるように、基礎体温計は枕元に置いておきましょう。
しっかりと睡眠をとる
睡眠不足で体が安静状態になっていないと、正確な基礎体温が測定できません。
睡眠はしっかりと6時間以上とりましょう。
速やかに基礎体温を測定する
毎朝できるだけ同じ時間に基礎体温を測定します。
起き上がったり、飲食をしたりすると体温が上昇してしまいます。
目が覚めたらすぐに横になったまま基礎体温を測定しましょう。
基礎体温計で基礎体温を測定する
基礎体温計の検温部を舌の裏側の付け根にあてて基礎体温を測定します。
測定時間の目安は電子体温計で1~5分、水銀体温計で5分くらいです。
基礎体温表に記入する
基礎体温を測定したらその日の体温を基礎体温表に点で記入し、前日の点と線で結びます。
測り忘れた日は空欄にしておきましょう。
基礎体温表の月経周期は、月経が始まった日に1と記入します。
それ以降は2・3・4…記入していき、次の月経が始まったらまた1から記入します。
記号欄は月経・下腹部痛・不正出血・性交・おりもの等を記号で記入します。
備考欄は体温に影響すること、例えば睡眠不足・風邪(病気)・薬・飲酒・天候など気づいたことを記入します。
まとめ
基礎体温の測り方についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。
最後にポイントをまとめると、
です。
基礎体温を測るのは主に女性ですが、男性も内容をきちんと理解しておくことが大切だと思います。
夫婦やパートナーと協力して、元気な赤ちゃんが授かれることを願っています。
この記事が、あなたの妊娠や出産に対する疑問や不安を解消するためにお役に立てば何よりです。
妊娠の不安解消のために出生前診断をお考えの方は、一度お医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。
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